ご購入
こちらから

むすび営農組合

むすび地区の神結米

いにしえの神代より、
雲いずる国として在り続ける「出雲」。
その出雲地区を望む
仏経山(別名 神名火山)のふもとに、
結(むすび)地区は位置します。
古来、人々はその土地に稲を植え育て
命を繋いできました。
ここに、人と農が
ともに生きる原点があります。

およそ1300年もの昔、土地の産物や地理、神社などを紹介する『出雲国風土記』が書かれました。その中にも登場する結(むすび)地区は、神さまの籠れる山と伝えられる仏経山、またの名「神名火山(かんなびやま)」を背に、約50軒が米作りに汗を流し、守られるように穏やかな暮らしを営んでいます。
水、土壌、適度な寒暖差といった稲作の条件に恵まれて、春には眠った土を起こし、苗を植え、いくつもの手間をかけて収穫の秋を迎えます。土の力を最大限に活かした農法は、先祖から受け継いだ大切な知恵と技。神への祈り・感謝とともに。

むすび地区営農組合のこだわり むすび地区営農組合のこだわり

低農薬にこだわった栽培

米作りには、害虫や病気との闘いがつきものです。でも、やみくもに農薬を使用するのではなく、自分たちの手で除草をしたり、細やかに水の加減を調整したりすることで、最低限の使用で済ませています。

低化学肥料で美味しいお米を

化学肥料は、たくさん使えば収穫量は増えますが、食味を落としかねません。できるだけ使用を抑え、土本来の力を生かし、自然のエネルギーを十分に蓄えたお米を育てています。

食味にこだわり収穫時期は早めに

稲は、一番美味しい時期を見極めて刈り取ることで、栄養分が多く食味の良いお米になります。そのタイミングは、成長のピークより少し早め。収量は減りますが、ひと粒ひと粒の味わいは格別です。

美味しく、安心できる食を
全国のみなさまに届けたい

機械化された効率的な大規模農業ではなく、小さい田んぼが集まるこの地区の農業は苦労の連続です。しかし、「苦労を価値に変えよう」と、30代から80代までの生産者が、安心して食べていただける美味しい米をお届けしたい一心で汗を流しています。
また一方で、米作りは出雲の自然環境を守っています。これからも日本の美しい原風景を後世に伝え、消費者の皆さまの笑顔を思い浮かべながら米作りに励み、縁を結び皆さまとつながっていけることを願っています。

むすび地区とその周辺 むすび地区とその周辺

結(むすび)の土地の由来は、神話の時代に遡ります。近隣には、旧暦10月(神在月)に神さまが全国からご参集になる出雲大社をはじめ、358本もの古代の銅剣が埋蔵されていた荒神谷遺跡が存在し、結(むすび)の地域を見守る仏経山には神がおしずまりになっているという言い伝えがあります。また安産の神様として訪れる人が絶えない御井(みい)神社もこの地域の子孫繁栄を見届けておられます。
そうした歴史がここに住む人々の支えにもなっていて、神さまとともにある暮らしの中から生まれる産物が「神結米」なのです。私たちは、神さまと豊かな自然の恩恵に与っていることをひとときも忘れません。